研究推進部研究推進課研究推進グループ
神戸大学では、教育または研究に使用する化学薬品について、平成26年に化学薬品管理システムを導入し、「いつ」「どこで」「誰が」「どの薬品をどれだけ」使用したかを一元的に記録、管理しています。化学薬品管理システムは、ユーザーの利便性の向上と負担軽減のため、また、法令改正等に合わせてカスタマイズを実施しており、正確かつ確実な管理を目指しています。
各研究室においては、適正管理の徹底を図るため、毎年、保有している化学薬品の保管管理状況を確認し、一般試薬、毒劇物のそれぞれにおいて化学薬品管理システム上のデータと照合し、棚卸を実施しています。また、消防法上の危険物に該当する化学薬品についても定期的に確認し、計画的な薬品整理を実施しています。
毒劇物においては、化学物質安全管理委員会による実地確認を行い、無作為に抽出した10研究室に対し、保管庫及び施錠?鍵の管理状況の確認、毒劇物の保管管理状況の確認、指導を行っています。
化学物質の管理は、リスクアセスメントを中心とした自律的な管理を基軸とする規制に移行する旨の法令改正が行われたことに伴い、本学においても、関係規則を整理するとともに、部局毎に化学物質管理者、保護具着用管理責任者を選任しました。また、安全衛生?環境管理統括室、研究推進課研究推進グループ、人事課福利安全グループが連携し、情報発信や意思疎通を図り、速やかな対応ができるよう体制を整えています。