工学研究科 准教授 竹林 英樹
カーボンニュ-トラル推進本部 指導員 吉田 尚人
神戸大学の六甲台キャンパスの全建物を対象として、現状の設備機器の実態調査、エネルギー消費量の分析結果に基づき、CO2排出量削減の具体的な戦略について議論するワークショップを行いました。神戸市による令和5年度大学発アーバンイノベーション神戸(物価高騰等対策)に採択された「大学建物におけるCO2排出量削減戦略策定のための削減効果の予測に関する研究」の一環として実施しました。
2023年度建築学専攻?教育プログラム「大学キャンパスのカーボンニュートラル戦略策定に向けたワークショップの実践」として、神戸大学SDGs推進室、カーボンニュートラル推進本部とも連携し、神戸大学環境学生会議の参加を得て実施しました。
ワークショップでは、8名程度の4グループに分かれ、以下の項目について、教員より分析結果の概要を説明した後に、各グループでディスカッションを行い、その結果を代表者が全体に報告する方式で議論を進めました。レポート課題として、クラスタ分類結果、発生頻度割合よりどのような省エネ方策が考えられるか問うたところ、多くの受講者より建物毎の電力消費量の特徴を踏まえた具体的な提案が提出されました。以下に最後のディスカッションの題材として用いた各建物の用途別の年間消費電力量使用割合を示します。
- 神戸大学の現状を知る
- 現状取得済みのデータを確認する
- 目的達成のために必要なデータを精査する
- 取得可能なデータを用い必要な情報を抽出する
- 抽出した情報より省エネ方策を策定する
