安全衛生?環境管理統括室 環境企画コーディネーター 小野 孝志
1.児童館への出前授業実施
神戸大学環境サークル「えこふる」は次世代の地球環境を担う小学生を対象に、「環境かるた」食品ロスver.を用いた出前授業を実施しています。食品ロスに関する講義と、食品や食品ロスに関する文字札?絵札が特徴の、オリジナルかるたを用いることで、食べ物を大切にすることや環境保全の重要性について、遊びながら自然に学んでもらうことを目的としています。この活動は、神戸大学「学生地域アクションプラン」、神戸市灘区「大学と連携したまちづくりチャレンジ事業補助金」の支援を受けて実施しています。
2023年度の出前授業の実施状況(敬称略)
- 神戸市立本庄児童館(於:本館、10月21日)
- 六甲山の子会(於:鶴甲会館、12月19日)
- 神戸市社会福祉協議会(於:河原児童館、1月17日)
- 神戸市社会福祉協議会(於:住之江児童館、1月20日)
2.環境月間(6月)ポスター制作
昨年に続き環境ポスターを作成しました。ポスター制作の意図は、「広い視野や枠組みでもって環境問題を捉えてもらいたい」ということです。例えば、何かの商品を購入するという日常的な行為の中にも、あるいは、意識しなければ関係ないと素通りしてしまいそうなことにも、環境問題について考える糸口が存在しています。同時に、その商品の生産過程等で労働の対価に見合わない賃金で働いている人がいるかもしれないという人権問題も、環境問題との関連性があるということです。つまり、環境問題は歯車のようにかみ合っているSDGsのうちのひとつだといえます。こうした想いを込めて制作したポスターは、神戸大学全部局に発信されました。
3.脱炭素社会の推進に関する包括連携協定シンポジウムでの発表
脱炭素社会の推進に関する包括連携協定シンポジウム(3月19日)に「えこふる」のメンバーが参画しました。包括連携協定は、兵庫県、(株)三井住友銀行、(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)、(株)神戸新聞社、神戸大学という兵庫県内の5者が連携し、カーボンニュートラルを進めるための枠組みです。このシンポジウムに、国際人間科学部2年小城戸(こきど)と栗山が出席し、「えこふる」の活動として環境月間ポスター?E-learning作成、「環境かるた」食品ロスVer.の作成?出前授業実施などを紹介しました。