「環境分析化学」は工学部からの依頼により、工学部応用化学科の3年生を対象とする選択必修科目として、オムニバス形式にて開講しています。環境分析化学に関する知識の習得に熱意のある学生が受講しており、出席率は高くなっています。
本講義は、環境問題の歴史と現状、それらの原因について学び、理解を深めることを目的としています。我が国の環境問題の原点の一つである熊本水俣病や新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくをはじめとする幾多の公害病から、地球温暖化問題やマイクロプラスチック問題などの近年のグローバル型環境問題に至るまで、さらには高分子製品のリサイクルや環境適用型新技術であるグリーンケミストリーまで、化学という学問領域から環境問題を理解する講義となっています。
また、大気、水質、エネルギー問題の解決に関する近年の取り組みや最新の技術のほか、さまざまな分析手法について原理とともに紹介し、応用化学科の学生として、将来どのように環境保全に貢献できるかを考える機会となる講義を行っています。
回 | 実施日 | 講義時間 |
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1 | 7/24(月) | 環境汚染と公害の歴史と原因 |
2 | 7/26(水) | 近年の地球環境問題1 -酸性雨、PM2.5、マイクロプラスチックー |
3 | 7/31(月) | 近年の地球環境問題2 -地球温暖化問題とエネルギーの課題- |
4 | 8/2(水) | 近年の地球環境問題3 -地球温暖化問題に対する取り組み- |