eco活動見学会は、本学の学部生から大学院生まで広く学生を主な対象とし、学外におけるさまざまな環境関連施設の見学をとおして、環境に関する視野を広げる機会を提供することを目的とし、毎年開催しています。5回目となる今回は、大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪湾フェニックスセンター)神戸沖埋立処分場を見学しました。
神戸沖埋立処分場は大阪湾に設けられた4つの最終処分場のうちの一つで、本学六甲台キャンパスからは大阪湾を見下ろすと六甲アイランドの南に眺められます。ここでは、近畿2府4県の169市町村より、焼却灰や燃え殻、破砕された鉄くずなどの廃棄物を受け入れています。
こうした自治体の広域連携により廃棄物の最終処分を行っているのは、現在、大阪湾のみとのことでした。
はじめに、同センター兵庫建設事務所にて大阪湾フェニックス計画の紹介や神戸沖埋立処分場に関する解説を聴講し、その後、隣接する摩耶埠頭より作業員用の渡船に便乗して現地へ渡りました。現地では、揚陸桟橋?埋立現場?水処理プラントを見学しました。普段、来ることのできない人工島は、わたしたちが用い、そして捨てたモノが、焼却されたのちにたどり着き、自然環境へ還される場所でした。そうした感慨深い景色を前に、参加した学生は解説者の説明を熱心に聞き、活発に質問しました。
この見学会では、同センターのご厚意により、通常とは異なる日時に開催していただきました。
さらに、見学会終了時間を過ぎても止まらない学生からの質問にも、丁寧にお答えいただきました。関係者の皆さまには、この場をお借りして、深くお礼申し上げます。
- 開催日時:
- 2023年12月1日(金)
- 会場 :
- 大阪湾広域臨海環境整備センター神戸沖埋立処分場
- 参加者 :
- 学生、教職員12名