大学等における排水管理と排水事故時の対応に関する調査
近年、水質汚濁防止法の改正等により、排水管理の重要性が高まっています。大学等の実験室に設置されている流し台?局所排気装置の排水口等の多くは有害物質使用特定施設に該当し、定期点検の実施など適切な管理が求められています。有害物質が外部へ流出すれば、環境汚染や行政処分などの重大な問題に発展する可能性もあるため、適切な対策をする必要があります。
本プロジェクトでは、各大学等で発生した排水事故(有害物質の流出等)とその対応策等の事例を収集し、協力機関間で情報共有することで、各大学等における排水事故防止と、万一の事故時に適正対応できるようにすることを目的としています。
そこで、各大学等における排水の管理体制、排水事故への対応、教育?啓発活動および行政対応についてアンケート調査を行いました。このアンケートは、実務者連絡会のメンバーを中心に依頼しました。プロジェクトは2年間を予定していますが、沙龙国际娱乐_澳门金沙投注-官网の関係で現地調査およびヒアリングは延期し、(1)アンケートの作成および実施、(2)集計、分析、まとめ、(3)実務者連絡会集会にて調査経過の発表を行いました。
今後の予定は(4)個別の事例を詳細にヒアリング、(5)各大学等で活用できる事例集やチェックリストなど、コンテンツ作成の検討を行う計画です。
プロジェクト組織
- (代表者)
- 神戸大学 吉村 知里 助教
- (メンバー)
- 鹿児島大学 濱田 百合子 助教、 九州工業大学 青木 隆昌 講師、
熊本大学 片山 謙吾 技術職員、 筑波大学 中村 修 教授