平成21年度 神戸大学生協の環境活動の概要
神戸大学生活協同組合
神戸大学生協は、神戸大学内で各種の事業活動を行っています。これらの事業活動に伴う環境負荷を削減するため、必要な環境対策活動を行っています。また、生協学生委員会でも、キャンパスの環境改善のための活動を学生組合員の協力を得て行っています。
1.ゴミの分別回収と再資源化
現在、学内70カ所に分別ゴミ箱 ( 空き缶?ペットボトル?その他ゴミのセット ) を設置して資源ゴミの回収を行い、再生業者に引き渡しています。平成21年度の缶?ペットボトルの回収量は下表の通りです。
平成19年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | |
---|---|---|---|
空き缶回収量 | 8,260kg | 7,290kg | 7,080kg |
回収本数 | 330,400本 | 291,600本 | 283,200本 |
ペットボトル回収量 | 19,200kg | 14,580kg | 14,220kg |
回収本数 ( 推定 ) | 600,000本 | 455,625本 | 444,375本 |
合計回収量 | 27,460kg | 21,870kg | 21,300kg |
2.その他従来より継続している事業部の主な活動
- ( 購買部 )
- レジ袋削減の活動
- カップ麺の残滓処理
- ごみジャパンの環境活動への協力
- ( 食堂部 )
- ホッかる弁当の容器回収
- 排出ごみ削減と分別再資源化
- 廃油再資源化
- 厨房での節電節水
- 排水対策---石鹸洗剤の使用とグリーストラップの改善
- 食堂ホールの照明、空調機の節電運用
- ( 自動販売機 )
- 飲料自動販売機の節電省エネタイプへの切替え
3.生協学生委員会の活動
- (1) ペットボトルキャップの回収活動
ペットボトルのキャップを集め、「エコキャップ推進協会」の指定している工場まで持っていくと、そのキャップをリサイクルによってお金に換え、発展途上国にワクチン代として送られます。それが、「エコキャップ」です。
もともとは、キャップが焼却する時に出る二酸化炭素の排出を抑えるためにリサイクルをするようになったのが始まりだったので、エコキャップという名前がついています。 ( キャップ400個で3,150gの二酸化炭素が削減 )
神戸大学生協学生委員会では、そのままだったらゴミになってしまうようなキャップが、発展途上国の子供達の命を救うことができるような制度がすごくいいなと思い、募金などをしようと思っても気恥ずかしくてできないというような人もいるだろうという考えから、神戸大学のキャップを回収して、洗って、ラベルなどはがしてから、工場まで持っていくということをしました。
あくまで自発的に協力して頂けることを目指して、ペットボトルのゴミ箱に回収箱を付けて、キャプを集めました。また、交流のあるサークルや部活などにも協力を依頼し、部室などで集めてもらいました。
この結果、前期は約6,840個、後期は約14,400個回収されました。これは約26人分のワクチンとなります。学校で飲んだキャップを回収箱に入れてくれる方だけでなく、自宅でキャップをためて、たくさん持ってきてくれる方もいました。
- 実施期間
- 前期:平成21年7月~8月
- 後期:平成21年11月~22年1月
- 主な実施キャンパス
- 六甲台第1キャンパス、
六甲台第2キャンパス、
鶴甲第1キャンパス
- (2) 国際文化学部での古紙回収活動
鶴甲第1キャンパスでは、多くのクラブ、サークルが新入生を勧誘するためのビラを大量に配っています。そしてそのビラの多くが捨てられています。大量の古紙が捨てられていることがもったいないと思った為、生協学生委員会では、平成21年6月から学内数カ所に古紙回収ボックスを設置するなどの活動を始めました。
ビラやポスターなどの古紙を回収し、平成22年5月現在では、約650kgの古紙が回収されています。集まった古紙は、回収業者に回収してもらっています。回収した古紙は、資源ゴミとしてリサイクルされています。