環境パフォーマンス
具体的な取組みの状況
1. 環境管理ガイドブック
本学の全構成員を対象とし、実験排水・廃液の適切な取り扱いおよび処理方法、ゴミの適切な分別、 省エネルギーの推進のための具体的な指針 (冷暖房設定温度、こまめな照明器具の消灯等) などに関して記載した小冊子を配布し、 環境保全への啓発活動を行っています。
2. 啓発用ポスター
本学における省エネルギーおよびごみ分別回収をさらに推進するため、啓発用のポスターを募集しました。 学生および職員から応募があり、専門家による審査の結果、4点を優秀作品として選考し、全学の教室、ごみ箱、 掲示板等に掲示しました。
省エネルギー啓発ポスター
ごみ分別啓発ポスター
3. 神戸大学におけるエネルギー消費量の実態調査
環境管理センターでは、エネルギーの消費実態を調査し、省エネルギー計画に活かすため、 アンケート調査と月1回の測定を行っています。
(1) アンケート調査の概要
アンケート調査では、部屋の特徴を知るための項目として部屋の使用用途・主な使用者・使用時間を、 またエネルギー消費量の増減に大きな影響を及ぼす空調に関する質問項目として冷暖房の設定温度・使用時間・使用期間・ こまめな停止を行っているかなどを尋ねました。調査は3回に分けて行っています。第1回の調査は六甲台2団地 (改修して間もない理学部を除く)、医学部基礎学舎を対象とし2005年4月に配布、翌月に回収しました。第2回の調査は六甲台1団地、 鶴甲1、2団地を対象とし2005年10月に配布、翌月に回収しました。 理学部、海事科学部、医学部保健学科については2006年4月に配布、 翌月に回収しています。ここでは六甲台2団地と医学部基礎学舎におけるアンケート調査の主な結果を紹介します。
(2) 六甲台2団地および医学部基礎学舎のアンケート調査結果
第1回の調査の回収率は78%でした。各設問の回答では、 こまめに消灯を行っているとの回答がどの学部においても約85%と高い実施率であり、 退出時のこまめな冷暖房の停止は8割近くが行っているとの回答でした。補助暖房の使用率は2割、扇風機は1割程度です。また、 熱交換換気装置に関する設問では、導入されている学部でも各季節で熱交換換気と普通換気を使い分けることを知っているとの回答は6割程度に留まりました。
暖房の推奨設定温度は20度、冷房の推奨設定温度は28度ですが、暖房で20度以下は9〜46% (平均26%) 冷房で28度以上は6〜38% (平均22%) と、いずれの学部も守れていない部屋が多いことが明らかになりました。 設定温度が十分周知されていないことも考えられますが、部屋の容積に対して設備の容量が不足している場合や、 断熱が不足して足元が暖まらず、設定温度を高くしている場合も考えられます。この問題については、 室温と設定温度との関係を現場で確認する必要があり、調査を始めています。
4. 神戸大学週間電気予報
神戸大学では、夏期のデマンドオーバーを防止するため天気予報から電力デマンドを推測して、 教職員に協力してもらう様大学内HPに掲載しています。
- 気象庁のデータ、過去の電力データを元に予測しています。毎週月曜日に更新します。
- 電気予報を施設部のマスコットである「デマンドくん」を用いてお伝えしています。 予報を参考に省エネへのご理解とご協力お願いします。
- デマンドくんの解説 (最大電力オーバーについて)