もはや書けなかった男

もはや書けなかった男

思考することを生業とする哲学者が、ある日突如として脳に障害を負ったら。病の哲学者本人が記録し、分析した手記であり、哲学エッセイ。

  • 著者
  • フランソワ?マトゥロン 著/市田良彦
  • 出版年月
  • 2018年04月
  • ISBN
  • 9784906738342

思考することを生業とする哲学者が、ある日突如として脳に障害を負ったら――文字が書けず、排泄すらままならない重い後遺症のなかで、友人と交流し、映画を観、アルチュセール、スピノザ、ベンヤミンなどに寄り添いながら思想をつむぎだすさまを、みずから描き分析した手記。

航思社 書籍紹介より