分裂と統合の日本政治

分裂と統合の日本政治

統治機構改革と政党システムの変容

1990年代の選挙制度改革後、なぜ日本では二大政党制が進まなかったのか。国政と地方政治の選挙制度の違い、野党が抱える困難など、日本政治の閉鎖的構造を分析。

  • 著者
  • 砂原庸介
  • 出版年月
  • 2017年07月
  • ISBN
  • 9784805111123

第17回大佛次郎論壇賞受賞(2017.12.18)

90年代に行われた、2つの政治改革の流れが「国政」と「地方政治」の間に権力の分裂を生んだ。野党が抱える困難に注目して、日本政治の陥った閉塞状況の構造的要因を見出す。

千倉書房 書籍紹介より


目次

  • 第1章 政党システムの制度化を考える
  • 第2章 地方政治と自民党の分裂
  • 第3章 自民党に見る中央地方関係の変化
  • 第4章 統治機構改革後の地方政治再編成
  • 第5章 模索する都道府県議会議員
  • 第6章 地方政治へ向かう国会議員
  • 第7章 政党ラベルと地方議員
  • 第8章 新たな政党政治に向けて