論集 日本の学力問題 (下巻)

論集 日本の学力問題 (下巻)

学力研究の最前線

ジェネリック?スキル論、コンピテラシー論、格差社会論、メリトクラシー論など、現在の学力問題を主題とした論考を中心に収録。学力研究の最前線を捉える。

  • 著者
  • 山内乾史, 原清治 編著
  • 出版年月
  • 2010年04月
  • ISBN
  • 9784284303392

本書は、基本的?古典的な論稿を中心に収録した上巻とは対照的に、先端的な学力研究の代表論稿24編を厳選して収録したものです。優生学?遺伝との関係、ジェネリック?スキル/コンピテンスと大学生、最先端の学力研究、知性?教養と国家?社会の4つのテーマごとに論稿を集め、解説し、また附録として海外の学力問題について論じた重要な論稿を収録しました。いずれも今日の学力問題の先端的な、かつ重要な研究です。教育に関わられる方々に広く読んでいただければ幸いです。

大学教育推進機構/大学院国際協力研究科教授?山内乾史


目次

  • 1 優生学?遺伝との関係(「知的階層制」の神話/戦後日本における優生学の展開と教育の関係 ほか)
  • 2 ジェネリック?スキル/コンピテンスと大学生(コンピテンシーは大学教育を変えるか/カリキュラム概念の整理とカリキュラムを見る視点 ほか)
  • 3 最先端の学力研究(日本社会のマイノリティと教育の不平等/日本は階層社会になる ほか)
  • 4 知性?教養と国家?社会(女子学生世にはばかる/大学女禍論 ほか)
  • 附録 海外の学力問題(文化資本と社会的排除/教育効果が特に高い学校は存在するか ほか)