11月5日に農学研究科附属食資源教育研究センター(加西市)で令和7年度収穫祭を開催しました。

収穫祭は、主として農作物の収穫に感謝し、翌年の豊作を祈念する祭りで、一昨年、昨年に引き続いての本格的な開催となりました。

来賓として、高橋晴彦加西市長、菅村哲也兵庫県立農林水産技術総合センター所長らをお招きし、また、学内からは藤澤正人学長をはじめ木戸良明理事、河端俊典理事、濵田輝監事らが出席して、総勢67名が収穫祭に参加しました。

まず、稲作?野菜用に近年導入されたDX対応の農業機械の紹介が行われました。直進操舵機構を備えたトラクタへの試乗体験のあと、農薬散布用ドローンのデモ飛行がありました。また、可変施肥田植機、食味センサ搭載の収量コンバイン、生育調査用ドローン等の展示があり、日常の農作業のみならず実習にも導入されている説明がありました。

続いて、田の神への感謝の意を込めて「稲刈りの儀」を執り行い、赤米品種「ベニロマン」の収穫を行いました。

式典(会食)では、センターで生産された「神戸大学ビーフ」(焼肉、しゃぶしゃぶ)、センターが開発したジャガイモ新品種「はりまる」を使ったジャーマンポテト、センター産のお米(コシヒカリ、ベニロマン入りきぬむすめ、特別栽培ヒノヒカリ、にこまる)、センター産の果物(梨(王秋)、柿(平核無))などを出席者が試食しました。

また、式典の中盤にはセンターで栽培した糯米「はりまもち」を使って恒例の「餅つき」が行われました。参加者は、この収穫祭を通して、内外の関係者との交流を深めることができ、非常に有意義な1日となりました。

(食資源教育研究センター)