文部科学省科学技術?学術政策局の先﨑卓歩科学技術?学術総括官らが9月20日、神戸市?ポートアイランドの神戸大学統合研究拠点内のバイオ生産工学研究室を訪れ、微生物を利用した物質生産の基盤構築を高速に行うことができる最先端の自動化装置群(バイオファウンドリ)を視察した後、藤澤正人学長をはじめ、河端俊典理事、近藤昭彦副学長と活発に意見交換を行いました。

バイオ生産工学研究室での説明。先﨑総括官(中央)、藤澤学長(中央左)。

バイオ生産工学研究室では、近藤副学長が、バイオ生産や研究施設の概要を紹介し、AIやロボティクスを活用し、遺伝子の設計から微生物の培養、構築、分析までを高速で行うことができる最先端の自動化装置群(バイオファウンドリ)工程を見学しました。超高速微生物育種プラットフォームにより、従来よりも大幅に短い期間で基盤構築が可能となり、技術開発が短くなることで、企業による事業化機会の創出、アカデミアによる研究促進、人材育成にも活かせるようになります。

 

意見交換の模様。先﨑総括官(左側中央) 右側手前から藤澤学長、河端理事、近藤副学長

 

なお、J-PEAKSでは、世界に伍する「バイオものづくり共創研究拠点」の形成や地域産業のグローバル展開などとともに、このようなDX?自動化研究環境を全学に展開していくことで、グローバル?イノベーションキャンパスへ変革することを実施計画としています。
研究室の視察の後、研究支援人材(URAや技術職員など)の拡充と高度化、研究機器の学内外における共有化などの研究関連課題について意見交換を行いました。
 

 

(総務部広報課)