本学の学生13名が2024年8月末から9月にかけて、中央アジア?キルギス共和国を訪れ、国会議事堂でチンギズ?アイダルベコフ議員を表敬訪問しました。アイダルベコフ氏は2016年から2018年にかけて駐日キルギス大使、その後は外務大臣を務めるなど、キルギスと日本との関係の発展に尽力された方で、学生とは、中央アジアや日本をめぐる国際情勢や、キルギスの魅力を日本に向けて発信する必要性などについて意見交換をしました。

表敬訪問は、現地のキルギス日本人材開発センターが主催したスタディツアーの一環で行われました。このツアーには、本学からは神戸グローバルチャレンジプログラム(GCP)と国際人間科学部グローバル?スタディーズ?プログラム(GSP)として13名が参加し、金沢大学からの参加者とともに、キルギスの学生たちとグループを組み、教育や環境、言語、文化などをテーマに、街でフィールド調査を行う国際共修活動に取り組みました。また、首都ビシュケクで、国会議事堂やJICAキルギス事務所、国連ユニセフ事務所、孤児院などを訪問し、国際協力について多角的に理解したほか、首都から約400キロ離れた、雄大な天山山脈を望むイシク?クル湖周辺をめぐり、JICAの一村一品プロジェクトの現場を訪問し、かつて遊牧民が使用していた伝統的なフェルト製のテントにも宿泊して地方で暮らす人たちの生活について学びました。

アイダルベコフ国会議員(右奥)との意見交換 
 世界遺産ブラナの塔の見学
伝統的なテントの設営