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Kobe University

藤澤正人学長が第39回ひょうご科学技術トピックスセミナーで「デジタル?ロボット技術が拓く未来医療」をテーマに講演を行いました

2022年02月03日

藤澤正人学長が1月29日、ホテルクラウンパレス神戸で行われた第39回ひょうご科学技術トピックスセミナーで「デジタル?ロボット技術が拓く未来医療」をテーマに講演しました。

最初に、医療の進歩に医療機器や創薬が重要な役割を果たしていることを示し、およそ10年ごとに大きな治療装置の変革が行われ、開腹手術から低侵襲な手術へ等、時代を大きく変える医療機器に注目して話が進みました。

神戸大学とメディカロイド社 (川崎重工業とシスメックスの合弁会社) が取り組んだ手術支援ロボット「hinotori」の開発においても、「医療現場を知らない技術者と、ロボット技術を知らない医師の間で、なかなか言葉が通じなかった」と語り、今後、神戸大学では医工学にかかわる人材の育成に力を入れ、医療創成工学専攻を設置予定であることを述べました。

また、機器の開発において、遠隔作業についても言及され、人機一体化することで医療におけるテレポーテーションが可能になり、地域における医療スタッフの不足や偏在による問題を遠隔診断技術により支援し、災害や感染症の流行時にも遠隔での医療診断?治療支援を実施することが可能となると説明しました。

最後に、医療機器開発に向けた地域産官学連携拠点を構築し、産業界や行政と力を合わせて医療機器開発を促進する決意を述べました。

(総務部広報課)